新野睦会(しんのむつみかい)は下北沢駅の北口方面にあり「一番街商店街」や「しもきた商店街」を中心とした地域にあります。
名称の “新野” は、現在の下北沢一番街をはさんで北沢2丁目側が “新屋敷(しんやしき)”、北沢3丁目側を “野屋敷(のやしき)” と呼んでいた時代の旧地名を組み合わせたもので、八睦会の中ではもっとも古い睦の一つで創設の年代は定かではありません。
新野睦会の大人神輿は古く歴史のある貴重な御神輿(おみこし)で、八睦の中で唯一独自の『神輿蔵(みこしぐら)』を有し、御神輿を地元で保管しています。この神輿蔵、過去に火災が起きて「蔵」や「担ぎ棒」が焼失し、御神輿も屋根の漆(うるし)が溶ける大きな被害を被りましたが、各町会や睦会からの支援によって現在の場所に『神輿蔵』や『御神輿』が再建されました。
(令和4年、神輿蔵は移転)
商店街を中心とするその地域性から子供の担ぎ手が少ないため、子供の参加者のお土産などに工夫をこらすなど、お祭りの楽しい思い出作りにも努力を重ねています。